Web広告で知らないといけない言葉に「CPM」があります。CPMの意味についてはご存知でしょうか。似たような言葉が多くて覚えにくいかもしれませんが、Webマーケティングではこれらの言葉の理解が重要となるので、この機会に正しい意味や計算方法について覚えましょう。
CPMとは？
CPMとは、（Cost Per M / Cost Per Mille）のことで、広告掲載回数1,000回あたりにかかる料金のことを言います。
CPMのMとは、ローマ数字での1,000を意味する「M」でもあり、その由来となったラテン語で1,000を意味する「mille（マイル）」から来ています。
ちなみにこれら掲載回数・表示回数のことをWeb広告用語としては、インプレッションと呼びます。CPMでは、1,000回あたりにかかる費用のことをインプレッション単価（Imp単価）と言います。
CPMの計算方法
CPMの計算方法については以下で求めます。
- 計算方法
CPM（円）＝（広告掲載費用÷インプレッション数）×1,000
Web広告分野以外にもあるCPMという言葉
Web広告分野以外にもCPMという言葉は使われています。他業種の人とこれらの会話をする時はこのことを念頭に置いて話すようにしましょう。
整形外科の機器
看護や医療などの世界でも「CPM」という言葉はあります。主に手足のリハビリなどのために使われる専用機器になります。
放射線の数を表す単位
放射線の分野でもCPMという言葉はあります。専門外の人ではあまり放射線の計数率とういのは調べないですよね。
QRコード決済の種類
これはキャッシュレスが進む現在でよく使われるようになった言葉です。
QRコードコード決済で使われるCPMとは、利用者側がスマホなどでQRコードを表示し、お店側がそれを読み込んで決済を行う、といったものになります。
例えば、
などが該当します。
Consumer Presented Modeの略になります。
普段はQRコード決済の種類について知らなくても、このような言葉があることは覚えておくといいでしょう。
他にもCPMに似た言葉はたくさんある
他にもCPMに似た言葉はたくさんあります。言葉の意味を間違えるととても恥ずかしいので気をつけるようにしましょう。
インプレッション（CPM）課金型のメリットとデメリット
インプレッション（CPM）課金についてのメリットとデメリットを理解して正しい広告掲載を考えましょう。
インプレッション（CPM）課金のメリットとは
インプレッションCPM課金のメリットとしては、「何度クリックされても広告費用は変わらない」とういうことです。
インプレッション課金だと、インプレッション数が最大になるように配信されます。そのため、多くのユーザーに見てもらうことができ、かつ、クリック数に左右されずに一定額の広告費用で出稿することができます。
クリック率（CTR）が高ければ、クリック（CPC）課金より広告費を抑えられる
クリック率の高い広告であれば、クリック課金よりインプレッション課金のほうが広告としてはパフォーマンスが良いです。
インプレッション（CPM）課金のデメリット
インプレッション課金のデメリットとしては、サイトへ誘導して利益を上げたい場合、クリック率の低い広告でも広告単価が同じなため、うまく流入できなければ費用対効果が悪くなるという点です。
商品やサービスの認知を目的としている場合、それら成果・ブランドリフトも見えにくいです。
（ブランドリフトとは何かは以下をご参考ください。）
CPMのまとめ
CPMについての意味や計算式、メリット・デメリットを正しく理解し、最適な広告配信を選んでいきましょう。
