アドネットワークについてその意味や仕組みをご存知でしょうか?
今回はWeb広告用語となるアドネットワークについて、その意味や仕組みなど基本的なことについて解説していきたいと思います。
アドネットワークとは?
アドネットワークとは、メディアなど広告媒体側が広告枠をパッケージングして運用を行い、それを広告主に販売する仕組みのことを言います。
メディア・媒体側は、広告枠をパッケージング(ネットワーク化)することで、広告枠の販売コストを抑えることが可能になります。そのため、営業コストなどをかけることなく収益を上げることができる方法としてアドネットワークの仕組みは大きく成長しました。
広告主側は、メディア・媒体側と直接契約することをしなくても、カテゴリごと複数のメディアにまとめて広告配信をすることが可能になるという利点があります。
アドネットワークの主要サービス
アドネットワークの主要サービスとして、Googleの「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」、マイクロアドの「MicroAd COMPASS」などがあります。
アドネットワークのメリット・デメリットは?
アドネットワークにはメリットとデメリットがあります。それぞれ見ていきましょう。
アドネットワークのメリット
- 入稿・入札するだけで手軽に媒体に大量の広告を配信できる
- 第三者が集計したインプレッション・クリック・CTR、CV、CVRなどの効果測定データを入手することができる
- 出稿する媒体がカテゴリ分けされているため、適したカテゴリのみに配信できる
アドネットワークのデメリット
- 出稿したい媒体を広告主側で選ぶことができない
- アドネットワークごとにシステムが異なるため、各アドネットワークにあわせた運用が必要となる
- 出稿したい媒体とターゲットが異なる場合、複数のアドネットワークに出稿する必要がある
アドエクスチェンジとアドネットワークの違い
同じような仕組みにアドエクスチェンジがあります。
アドエクスチェンジは、アドネットワークの進化版のようなイメージになります。
アドネットワークでは、全ての媒体を網羅することはできず、また、広告主と媒体側の様々なニーズを解消できるものではありません。
しかし、アドエクスチェンジは、そういったニーズを解消できる仕組みとなっています。
複数のアドネットワークを利用していた場合、アドエクスチェンジにすることで、それらを統合管理することが可能になったりします。
ご検討の方はぜひ参考にしてみてください。