SWOT分析という言葉をご存知でしょうか?
聞いたことある方も多いと思いますが、その意味や内容をはっきり理解して活用できていない人も多いと思います。今回はそのSWOT分析の意味、やり方や事例について、図解を用いて解説していきたいと思います。
SWOT分析とは?
上司さん
ねえねえ、田中くん
田中くん
なんですか?
上司さん
なんか昔の中国で
「敵を知り己を知ればなんとかかんとか」
みたいなコトワザ?あったじゃん?
田中くん
ああ、孫氏の有名な言葉ですね。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
ですね。
上司さん
それって普通にビジネスでも使えると思うんだよね〜
田中くん
ああ、SWOT分析とかありますね
上司さん
ん?す、すうぉ?
サット?警察?特殊部隊?
田中くん
…………
SWOT分析とは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字をとった分析方法になります。
スウォット分析と言います。
これら4つの要素から、市場においてのビジネスの戦略を立案します。
4つの要素を軸に考える
WOT分析では以下図のように、外部要因と内部要因、助けになる要素、妨げになる要素に分けて整理します。
それぞれはそれぞれ見ていきましょう。
強み(Strength)
まずは強みですが、競合他社やライバル企業に対して、自社が持つ強みや、差別化できるポイントなどがこちらに入ります。
上司さん
うちの会社になんか強みってある?
田中くん
上司さんみたいにフランクな感じの人がいる社風とかですかね…
弱み(Weaknesses)
自社が競合と比較して勝てない・足りないと思う要素がこちらに入ります。他社製品や他社サービスより劣っていたり、苦手とするポイントをこちらに入れます。
上司さん
ん〜、会社の弱みなら、すごいスラスラと思いつくよ〜
田中くん
…………
機会(Opportunity)
機会は、自社にとってチャンスと思える外部的な要因になります。
たとえば、政治や制度、社会の新しい技術や、競合の動きなど、様々な事業にとっての追い風となる要素をこちらに当てはめます。
上司さん
事業の追い風になるような要素か〜
そんな風ふいたことあったけ?
田中くん
逆風ならいつもふいてるんですけどね…
脅威(Threat)
脅威は自社にとって障害となる外部的要因になります。
たとえば、競合の増加や、制度、市場の動きなど、様々な脅威となり得る要因が考えられます。
SWOT分析のやり方
SWOT分析では、考えられる情報が多岐に渡るため、まずは自社に関係のある要素から考えていうようにします。
対象の事業や、ターゲットをさだめ、それに対して自社ではどういった強み・弱みがあるか、どのような外部的要因があるかなどを考えます。
内部的要因がよくわからない場合は、まずは外部的要因から考えてみよう
「機会」「脅威」といった外部的要因は、自分では変えることができない要素になります。
まずはこの2つの要素を洗い出してみましょう。
以下はSWOT分析の例です。
注意点としては、
主観で判断しないこと
外部要因と内部要因を混同しないこと
が大切になります。
自分では強みだと思っていても、それはあくまで主観的な考えであったり、本当は内部要因で、自分の活動でなんとかできる要素を外部要因にしてしまっている場合などは注意しましょう。
クロスSWOT分析も行う
SWOT分析で状況を把握できたら、次にクロスSWOT分析も行われるのをお勧めします。クロスSWOT分析はSWOT分析に戦略オプションを組み合わせて、事業の戦略を立案するための手法です。
詳しくは以下をご覧ください。
よければご参考にしてみてください。