SWOT分析で各要素の洗い出しをしたら、次に考えていくのが状況による戦略分析です。そこででてくるのがクロスSWOT分析です。
今回はそのクロスSWOT分析について、戦略策定方法や事例について図解を用いて解説していきたいと思います。
まずはじめに、SWOT分析とは何?
SWOT分析とは?という方は以下記事をご参考にしてください。
クロスSWOT分析とは?
SWOT分析で要素の洗い出しが完了したら、次に「状況」について考えていきます。クロスSWOT分析とは、SWOT分析で出た要素に戦略的オプションを掛け合わせていく分析方法になります。
一つひとつ見ていきましょう。
SO軸:積極化戦略
積極化戦略は、自社の強みで外部要因の機会を活かそうとする方法を検討するものになります。
自社の強み × チャンスとなる外的機会
ST軸:差別化戦略
差別化戦略は、自社の強みで外的脅威を避ける方法を検討するものになります。場合によっては、その脅威を逆手にとって、自社の強みで他社と差別化して優位に立てる戦略を策定します。
自社の強み × 外的脅威
WO軸:段階的戦略
段階的戦略は、自社の弱みを外部要因の機会で補強するような方法を検討します。
外的チャンスをものにするために、自社の弱みを段階的に改善してチャンスを逃さないようにする戦略になります。
自社の弱み × チャンスとなる外的機会
WT軸:専守防衛・撤退戦略
自社の弱みを理解し、外的な脅威を避けるためには、専守防衛策をとるか、その事業そのものを撤退することも考えます。WT軸では自社にとって最悪の結果を想定するための軸でもあります。
クロスSWOT分析まとめ
如何でしたでしょか。SWOT分析、クロスSWOT分析を行うことで、様々な側面で状況を把握することができ、そしてどんな戦略を立てればいいのか?有利な戦略は何なのかなど、事業の戦略を決める道筋が見えてくるかと思います。
よければご参考にしてください。